和ハーブ 足元のたからもの

一般社団法人和ハーブ協会 公式ブログ

植物文化フォーラム⑤『植物文化フォーラム』桑鶴博宣先生

5月13日(土)に開催された
『第1回 植物文化フォーラム』の当日の様子を
連続レポートしています🥰🌳✨✨
 
今回のこの記事が
 いよいよ本当に最終回です!
 
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『第1回 植物文化フォーラム』レポート①5月13日(土)に開催されました!
植物文化フォーラム②『森の植物が生み出す香りと日本人の暮らし』谷田貝光克先生
植物文化フォーラム③『地球温暖化と葛』大井川葛布 織元 村井 龍彦 先生
植物文化フォーラム④小道美和さん/古谷理事長
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最後には、私たちとって
もっとも身近で大切な「食」について
和ハーブ協会顧問/環境カウンセラー/林業技士、
桑鶴博宣先生に
ご登壇いただきました☺️✨✨
 

桑鶴博宣先生
林業技師でおられる桑鶴先生は
実際に日本のあらゆる現場に足を運んで
自然環境調査を行うと共に、
森林の多面的利用のための
植物資源の普及活動も行っていらっしゃいます。
 
その広い知識と実地経験に基づき
・殺虫剤の真実
・農薬や食料生産現場の真実
・日本のメディアと世界の動向
・「和ハーブのある畑」が
自然と動物の究極の共生関係を生んでいる
・実際に世界を変えていくにはどうしたらよいのか?
 
といった大変深い内容を
海外の例も踏まえながらお話しいただき
会場の熱もさらにぐっと高まりました🔥
 
先生のわかりやすくお茶目な語り口のなかにも
日本の未来に向けた切実な
想いが込められているお姿が
印象的でした✨✨
 

古谷代表と
 
和ハーブ協会スタッフも、
桑鶴先生がお話された内容から、
「大量生産大量消費」といった
価値観が持ち込まれる前の
人間にとって無理の少ない
自然な「食」の生産のあり方こそが、
そこに生きる動物、和ハーブ、そして人間の
持続可能で豊かな循環を生み出していたのだと
改めて気付かされました
😌🌿✨🌳
 
先日開催いたしました
『第2回植物文化フォーラム』で
お話いただいた紅花生産者の長瀬さんご夫婦の
穏やかな笑顔にも通じるものがあり、
 
そこには、これから少子高齢化
AI時代に突入しようとしている
我々が「本当の幸福とはなにか」を
見出すためのヒントが
たくさん詰まっていたように思います😌
 
ご参加いただいたみなさま、
ご登壇いただいた先生方及び
関係者の皆さまに
この場を借りて改めて
お礼を申し上げます。
 
さて、5月から2ヶ月に渡り、
第1回、第2回と開催いたしました
『植物文化フォーラム』✨✨✨
 
終わってしまうとなんだか
寂しいきもちになっています、、☺️
 
植物と人が決して切ることができない
深く豊かな共生関係を結んでいること、
そして古くから日本人が受け継いできた
営み・文化の尊さを
多くの方に知っていただく機会を
もてたことを
心よりありがたく、嬉しく、
感謝申し上げます🙏✨🌈☺
 
また、この夏から2年ぶりに
『和ハーブフォークロア 本講座』も復活です🌈😆✨✨
平川美鶴先生が
10年をかけて探究し、
深めてきた和ハーブフォークロアの世界。
 
和ハーブ協会の真髄である「植物文化」を通して
人間として、日本人としての生き方を学んでいく
連続講座です。
2023年8月から2024年2月にかけて
じっくりと学んでいきます。
時代が激動している
今こそ、みなさまに体験していただきたい世界です。
 
和ハーブ協会では
これからもみなさまの暮らしや生き方が
豊かになるプログラムを
お届けしていきます😊🌿
今後ともよろしくお願い致します🙏✨✨
 

植物文化フォーラム④小道美和さん/古谷理事長

5月13日(土)に開催された
『第1回 植物文化フォーラム』の当日の様子を
レポートしています🥰🌳✨✨
今回のこの記事が
 最終回です!
 
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次にご登場いただいたのは
鹿児島から和ハーブびと代表として
小道美和さん。
(和ハーブインストラクター/和ハーブフィールドマスター
/和ハーブフォークロア修了生)
 

オンラインで鹿児島から出演いただいた小道美和さん
小道さんは鹿児島で仕事をしながら
ご自身なりの「和ハーブのある暮らし」を
その豊かな感性で
紡いでいらっしゃいます。
 
小道さんの丁寧な植物への慈しみ溢れる
言葉と、
美しい写真の数々は
乾いた地にふりそそぐ雨のように
心を潤し、心に秘めた
種を育ててくれるような感覚になりました。
 
小道さんは主にInstagram
日々の活動や思いを発信されています。
ぜひその豊かな世界に触れていただけたらと思います🥰🌈
 
小道美和さんInstagramアカウント:
 
そして最後には、我々にとって
もっとも身近で大切な「食」について
和ハーブ協会代表理事、古谷暢基と
和ハーブ協会顧問/環境カウンセラー/林業技士、
桑鶴博宣先生に
ご登壇いただきました!
 

古谷 暢基 理事長
まずは食と毒、そして日本の農薬の真実、
矛盾から脱することを困難にしている
日本の農業、林業、食の構造を
古谷理事長からお話し、
「人間が体験してきたものが一番強い」
という強いメッセージをお届けさせていただきました。
そしていよいよ桑鶴先生がご登場・・・!
 
というわけで、
今回が最終回の予定でしたが
長くなってしまいましたので
桑鶴先生の「食」「和ハーブと農業」のお話で
このシリーズをしめたいと思います^^
最後までお付き合いいただけると
嬉しいです!🙏✨
 
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植物文化フォーラム③『地球温暖化と葛』大井川葛布 織元 村井 龍彦 先生

5月13日(土)に開催された
『第1回 植物文化フォーラム』の当日の様子を
レポートしています!
 
前回の記事では
 【香】についいてお話いただいた
谷田貝光克先生をご紹介いたしました。
 
次の【衣】のパートでご登場いただいたのは
なんと、葛とお話ができるという
大井川葛布 織元 / 古代織連絡会 事務局長
村井 龍彦 先生。
 

村井龍彦先生

村井龍彦先生×平川美鶴
 
全身輝く葛布に身を包み
さっそうとご登場いただいた
先生の大きな葛への愛情で
会場は一気に葛色に。
 
食・衣・薬あらゆる用途で活躍する
スーパー和ハーブ、葛。
 

・日本のように多くの種類の「自然布」が作られているのは
世界中で類がない、奇跡である。
平安時代、貴族に愛された葛布。
・「服薬」の本当の意味とは!?
・葛の「芽」は「目」であり、どっちに伸びようか考えている!?
・着物になりたい葛とそうでない葛がある!?
 
「植物は与えることで循環している。
与えることを厭わない、
人が考えるよりずっと
心が広く大変頭が良い」
という言葉が
講座後、植物と向き合うたびに
心のなかにこだましています。
 
線路沿いをびっしりおおう葛への視線も
先生のお話を聞く前と後とでは
まったく違うものになることは
まちがないです!^^
 

会場からも笑い声と驚きの声が
何度もあがり、
休憩時間も先生の葛布を触らせてもらったり
大変豊かなひとときとなりました🙏🥰✨✨
 
 
休憩の後は、
2021年度和ハーブフォークロアの受講生である
松澤晴美さんにご登場いただき
実際にフォークロアを受講したことによる
ご自身の人生の変化をお話しいただきました🌈
 

松澤晴美さん
 
 
フォークロアを受講したことで
植物文化が「勉強の対象」
というだけでなく、
ご自身の人生そのものの一部であると
感じていただいたとのことを
とても嬉しく思います。
2023年度は2年ぶりに
「和ハーブフォークロア基礎コース」も
開催いたします🙌✨
一人でも多くの方に
その豊かさあふれる世界を体験していただきたく思います🙏💕
 
 
★『第1回 植物文化フォーラム』レポートシリーズは
残り1回を
予定しています💕
お付き合いいただけたら嬉しいです🙏✨
 
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👉~第2回 植物文化フォーラム~
『紅花の守人』限定上映会&特別トークショー
6月3日(土)@東京銀座会場
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 植物文化フォーラム②『森の植物が生み出す香りと日本人の暮らし』谷田貝光克先生

最初にご登壇いただいたのは・・・
【香】 のパート🥰
谷田貝 光克 先生(東京大学名誉教授 / 秋田県立大学名誉教授)
 

 『森の植物が生み出す香りと日本人の暮らし』
という内容でお話しいただきました💕🌳
・実は自然林のほうが多い?「森林大国日本」
・木の香りはダニを防ぐ
・スギ花粉症にスギ葉に効果がある!?
・スギ葉の香りは胃潰瘍を抑える!?
・ヒバの香りとがん抑制の関係
スサノオノミコトの胸毛がヒノキになった!?
などなど、ここには書ききれない大変興味深い内容を
植物愛に溢れた
静かな語り口でお伝えいただきました。
人生をかけて
世界中の植物に向き合ってこられた先生の言葉は
深く心に染み入るものがあり、
時折見られる先生の優しいユーモアで
会場は和やかな雰囲気に包まれました。
会場からは
「子どもが木のスプーンを作りたがっているのですが、
先生のおすすめの木はなんですか❔
というほっこりする質問が上がるシーンも☺️
 



谷田貝先生は理学系の先生ですが
どんな人にもわかりやすいように
お話してくださり
「和ハーブ」に向き合う視点も
より深く、広くなったように感じました。
つづく・・・✨✨
★来週にかけて少しずつレポートをアップしていきますので
お付き合いいただけたら嬉しいです🙏✨
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『第1回 植物文化フォーラム』レポート①5月13日(土)に開催されました!

報告が遅くなりましたが・・・
5月13日(土)に
「植物文化フォーラム」が無事に
両国にて開催されました!
 

 
 たくさんの方に会場まで
足をお運びいただきました🥰🙌
 
ここから少しずつ
当日の様子をご紹介したいなと
思っています🌳✨💕
 
アンケートの一部をご紹介いたします🌈✨✨
「自然や植物の魅力を改めて感じ、人間にとって
貴重なものを守っていけたらと思いました」
「とても興味深く、今の暮らしと照らしわせながら聞きました。
まだまだ知ることが多く、それらは素晴らしいことですね。
先生方、皆さまユーモアがあり、そのお人柄も興味深いです。」
「葛布の存在も知らずにいたので、とてもおもしろかった」
その他たくさんの貴重なお声をいただくことができました😊
 
当日は協会副理事長の平川美鶴先生による
オープニングでスタートしました 😊🌿
 

平川美鶴
 
次の投稿につづく・・・✨✨
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『紅花の守人 いのちを染める』特別上映会&山形和ハーブ塾 開催のお知らせ

3世紀頃、シルクロードを経由して
日本に渡来した紅花(ベニバナ)。

ベニバナ
 
平安時代以降は関東以西で盛んに栽培され、
皇室でも珍重されました。
 山形県は国内最大の産地を誇り、
最上川を渡って江戸の地へと運ばれました。
 
高級コスメ代表格である
「べにちょこ」は
人刷分を作るのに千輪もの花を必要とし、
一般庶民にも化粧の習慣が広がった江戸時代は、
そんな超高級品を女性へ贈ることが
“本気の愛の証”とされました。
 
ところが、第二次世界大戦中に国によって
紅花の栽培を禁止され、
戦後は安価な化学染料の台頭によって、
一度は生産が途絶えてしまいます。
しかし戦後の山形に復興の灯りをともしたのもまた
紅花でした。
 
農家の小屋に残っていた
種子が発見され、
その細い糸を手繰り寄せ、
見事復活を遂げました。
 

紅花摘み

花弁の色の変化
 
植物と人の想いが
文字どおり
手から手へと受け継がれてきた紅花。
 
復活への奇跡のストーリーを記録した
『紅花の守人 いのちを染める』。
 
和ハーブ協会では
この度、一日限りの上映会を
開催できることとなりました!
 

紅花の守人
さらに当日は
監督や生産者のインタビュー映像に加え、
「紅ミュージアム」から島田 美季さまに
ご登壇いただきお話をうかがいます。
今回限りの特別な企画です✨
 
どなたさまも
お見逃しないよう、
お気軽にご参加ください🥰
【概要】
---------------------------------------------
◎日時
2023.06.03(土)
午前の部 10:00開始 13:00終了
(開場 09:30)
午後の部 14:30開始 17:30終了
(開場 14:00)
※同内容を午前/午後に2回実施いたします。
※各回とも人数限定です。
※後日配信はございません。
◎参加料金(税込)
一般 4,800円
和ハーブ協会正会員 4,300円
※「第1回植物文化フォーラム(アーカイブ配信のみ受付中)」
とセットでご参加の方
一般 11,000円 
和ハーブ協会正会員 9,500円
◎詳細&お申し込み
---------------------------------------------
さらに、
実際に山形に赴き、
紅花文化を全身で体験する
『山形和ハーブ塾』も
ただいま受付中です!
 
紅花摘み体験や
山の恵み・出羽の山菜ランチ
羽黒山伏と森の和ハーブハイク
“和ハーブの宝庫” 山形にて
超濃密な1泊2日の
オリジナルプログラム!
 
◎開催日程
2023年 7月10日(月) 
10:30 JR山形駅 集合
7月11日(火) 
18:00 JR山形駅 解散
◎詳細&お申し込み:https://eaves-ex.jp/Lfm0/6t1321
長年、山形県の関係者の方々との
つながりを深めてきた
和ハーブ協会だからこそご用意できる
大変コアな世界に
みなさまをお連れします。
 
貴重な“手仕事”文化に触れてみませんか?
みなさまのご参加を
心よりお待ちしております!
 

島根にて和ハーブ講演・散策フィールドワークを開催しました!

〈和ハーブ塾 島根特別編〉

和ハーブのある暮らし 

しまねの足元のたからもの

 

2023年4月30日(日)島根県雲南市 

山王寺の棚田に「冒険の森てんば」様を会場に

講座を行わせて頂きました!

 

共催:里山暮らし研究所・(一社)和ハーブ協会・このはなプラン

 

 

おかげさまで、大変よいお天気に恵まれました😊

 

空が一面、真っ青ですね!!

美しい棚田に水が張られ、

今年の田んぼ仕事もいよいよでしょうか…。

 

そうこうするうちに開始時間が近づき

地元および近隣から35名を超える方々に

お集まりいただくことができました。

 

清々しい風が通る「てんば」の居間にて・・・

まずは座学講座からスタートです📒

 

 

13:00開始。

まずは主催者の前田みのりさんから

皆さんへご挨拶、イントロダクションがありました。

 

「出雲國風土記のふるさと・島根ならではの

『神話ハーブ』そして『シン・和ハーブ』で、

新しい時代のカルチャーを盛り上げていきましょう。

今日はどんなお話が聞けるか楽しみですね」

 

 

講演① 和ハーブのある暮らし (講師:平川)

「和ハーブ」とはどんなものか?や、

出雲國風土記に登場する有用植物たちの

魅力や楽しみ方などをご紹介させていただきました。

 

 

休憩タイムには、てんば周辺に育っていた

ヨモギ、カキドオシ、マツなどをブレンドした

フレッシュティーを前田さんがご用意くださり、

皆さんでおいしく頂きました🍵🍃

 

 

講演② 神話ハーブと和方文化 (講師:古谷)

 

和方のこと、健康や医療に関すること、

地域創生のことに至るまで・・・

かなり幅広く深いお話で約1時間半!

皆様、とても興味深く聞き入ってくださいました。

 

 

ちなみにご参加特典は、

今日の古谷講師の話に登場したタチバナ

身近なスギナなどをブレンドした

ハーブティーでした🍊

 

 

フィールドワーク 

『日本の棚田100選』にも選ばれた山王寺の棚田で
美しい空気の中 育った和ハーブたちを
実際に観察しながら学んでいきます。


まずは母屋の正面から、観察スタート!

 

たった”ひと跨ぎ”の中にも

食べられる(食べておいしい)

和ハーブが盛りだくさん…✨

古谷講師の話にも熱がこもります。

 

 

建物の裏手に回ってきました。

ここは地域の皆様が大切にされている

マコモの田んぼになります。

 

 

建物のあるところから坂を下り、

辺りの和ハーブを探しながら、

次から次へ解説が続きます📝

 

 

昔ながらの自然な農法で、

田んぼを守り続けている山王寺地区。

その畦には多様な和ハーブが混生していました。

 

 

この風景に魅せられて

「ついに他県から移住しちゃった!」

という方も今回お見えでしたが

 

まさにここは、そんな引力のある心のふるさと

「しまねの足元のたからもの」な風景

とも言えそうですね😊

 

 

最後は、みんなで集合~📸✨

 

ご参加くださった皆様方が、

普段の暮らしの中で今日のことを思い出して

まずはなにか一つ、調べたり実践したり

していただけたらいいなと思います。

そしてご自身の土地に誇りを感じて

身近なものを大切に思っていただけたら。

 

短いお時間でしたが、ありがとうございました!